(俺の)GP千葉参戦紀
(俺の)GP千葉参戦紀
(俺の)GP千葉参戦紀
 人のカバレッジは書いたので、お次は自分の分。
 なお画像は1枚目が、5/29 ラストチャンスシールドのデッキ。
 2枚めは本戦のメインで3枚目は本戦サイド後の組み換えデッキ。

5/29 初日
 有給が取れて昼ごろ幕張へ。練習がてらラストチャンストライアルCatへ参加する。待ち時間には友人へのプレゼント用に、エムラクールにサイン貰ったりしてた。天使の運命持ってくりゃよかったと後悔。

 チェックパックは晴れる屋買い取りで5000円分はありそうなプール。よほどの儲けが出ないかぎりドロップしないと決めてたし、普通に続行。

 そして回ってきたプールのレアは、

 貴族の教主 硬鎧の群れ 狼茨の精霊
 キマイラ的大群 雷叫び、遥かわすられし御幣

 コモンアンコも緑は強そう。ペラッカ、コジプレ、蜘蛛もいる。
 白はシカールがいるのに生物兵器以外の装備品がなくトークン系カードもなし。
 黒は単に枚数が少ない。名もなき転地x1、不気味な苦悩x2だけは使えそう
 赤は生物個別では強いけど3マナスタートでスペルも弱い。
 青は枚数多めだ。移植が数種類とかき鳴らし鳥がいて増殖ギミックが作れそう。
 また緑青で組むと知識鱗のコアトルも使える。
 アーティファクトは枚数多くて生物マナサポ充実。ただ軽いところが少ない。

 レアを生かすために緑は確定。全体強化もトークンを出すカードも少ないのでトークン戦略はなし。青を足せば移植・増殖なら無理なく組めそうなので、茶の強いところを貰って緑茶青。さらに黒から不気味な苦悩と名もなき転地を積み、除去&増殖の充実も図って完成(※画像1枚目)。サイドからは苦悩を抜いてマナリークなどカウンターを足した。

 で……

 R1 oo 青白 日本語読めなくて辛そうな外人のおねーちゃんをフルボッコ
 R2 oo 緑赤t黒 ヘリウム噴出獣さいつよ
 R3 xoo 白黒 幽霊議員には負けたが残り2戦はサイドのマナ漏出と巨森の蔦で勝った
 R4 xoo 緑白 白鳥トップに負けたが残り2本はドブン気味
 R5 xoo 白黒 エリシュには負けたが幽霊議員を乗り越えて勝利!

 まさかまさかの2byeゲット。初byeで素直にうれしい。
 スリープインに登録し、飲み会の予定があったので池袋へ移動。
 江村くんにプレゼントのサイン入りエムラを渡したり、旅行のおみやげもらったりいろいろ。

5/30 本戦1日め
 11時半ごろ到着したが、スリープインの待機列が超長く、開始まではついんとダラダラ過ごす。受付は遅れ気味で、12時半ごろようやく構築開始となる。

 レアは
 不退転の大天使 外科的摘出 大爆発の魔道士
 キマイラ的大群 刻まれた大怪物 ウギンの目

 うーん…微妙。
 カードプールでアーキタイプ寄せできるのがスピリット、緑白トークン、白青増殖あたり。LCSで勝った記憶が新しすぎて目がくらみ、白青の増殖にまたもタッチ黒というデッキを登録。移植増殖でアドを得つつ、飛行生物で殴る構成(※画像2枚目)。

 だがこれは明らかに前日のデッキより弱い。移植生物やカウンターの乗るギミックが少なくアーキタイプとして不完全。さらに言えば前日のデッキも毎回移植・増殖がきれいに決まったわけではなく、半分以上はレアの強さで勝っていた。

 ギミック面で劣るのなら物量やサイズで戦えるデッキにしなくてはならなかった。そもそも早いデッキを相手にできなそうなので、ペアリング発表までの間に、緑白トークン(※画像3枚め)を作って待機する。

 んで……

 R1 bye
 R2 bye
 R3 xox 白赤
  テンパって被覆に使途の祝福使ってジャッジ呼ばれるおじさん。
 R4 oxx 白青親和
  1本めギリギリ勝つも2本め3本め土地事故。
 R5 xx 緑白
  1本めは蜘蛛に噴出獣で飛行与えつつ大気の召使いでタップして
  総攻撃してりゃ勝ってたのを、終了後に対戦相手から教えてもらった。

 しょにぽん!byeとはなんだったのか!!
 でも1回くらい人間に勝ちたかったので続行する。

 R6 xoo 緑白t青
 R7 oxo 青緑
  相手のサイドボードがやたら長かった。
 R8 xoo 緑黒
 この試合の途中で地震。時間切れまでもつれたがEx3ターンめで勝利。

 目無しからの3連勝で実質勝率も五分に戻しドロップ。完全にPWP稼ぎたかったおじさん。

 9回戦は吉祥寺勢のバブルマッチを観戦。これを元に書いたのが先日アップしたカバレージ。エリシュを上から引いてきたペル助。逆に相手から必要なもの全部トップされて負けた餡饅。悲喜こもごも。

 会場を出てメシ兼飲み屋に入ったら22時。軽く飲んで23時すぎに1人幕張を出たが、地震の影響による遅れとそもそもの時間の遅さのせいで、帰りついたのは1時すぎだった……

5/31 本戦2日め

 9時すぎに目は覚めたが疲れて動けず、12時過ぎにようやく会場へ到着。

 2日めに残った大明神(初日8-1)&ペル(7-2)の応援をしつつ、すでにSSSスタンをドロップしていたフローシャと会場をさまようもの。サイドイベントの6人チームシールドを吉祥寺勢が身内だけで埋めてやっているのを発見していると、大明神の1stドラフト3-0の報が飛びこんでくる。

 11-1でスタンディング6位の大明神は1stポッド。ピックを後ろから勝手に記録してたけど、ピック方針はドメインランプ決め打ちのようで、序盤を凌ぎ切ればいくらでも捲くれそうな大明神お得意のタイプ。
 直後のRound13、相性と土地事故で瞬殺されてしまったのは残念だったが……

 本戦2ndドラフトのピックが終わるころには吉祥寺勢のチームドラフトも終了。
 もう一度やることになったので俺も混ぜてもらった。

 1-1龍を操る者から赤へ。補色は黒か緑。2-1は冷酷な軍族Foilと緑執政で軍族を取り赤黒に決める。そして3-1、土地枠が吹きさらしの荒野。レアが囁き森の精霊……そして、世界を溶かすもの、アタルカFoil。俺1人でレア6枚出してんですがwwww精霊をカットしてアタルカは流し、そのまま赤黒で決めて終了。

 R1 餡饅 xx 青黒 序盤を凌ぎ切られて負け
 R2 ヰチ oo マナフラマナスク
 R3 りゅ oo 横に並べて勝ち→膠着したらそりゃ龍を操る者が龍呼びまくりんぐ

 2-1でチーム勝ち。精霊を引き取った。

 さてRound14を勝って12-2となった大明神は、フィーチャー席(イヤナガ氏の隣)でRound15のバブルマッチを戦っていたのだが、ドラフトの結果が出たちょうどそのころ、勝利の報が飛び込んでくる。聞けばコジレックFoilを降臨させて捲くり勝ったとか。カッコよすぎだろ!

 通算で13-2。フィーチャー席にいたということはR14時点でオポ上位だった可能性が高く、トップ8に入る可能性も非常に高い。

 ドラフトはさっさと片付けて、会場前方にいる大明神のもとへみんなで急ぐ。
 彼を取り込むころには早くもTop8の発表が始まっていた。4位までは40点のID枠。5~7位までの39点プレイヤーが呼ばれ、8位はタイブレーカーによる決着、との前置きがありつつ発表されたその名前は……

 「……第8位、森 勝洋 選手!」

 残念ながら大明神はモリカツではなかった。

 ……だが本当に、11位入賞おめでとう!!

 初日から破竹の勢いで突破し、1stドラフト3-0からの1stドラフトポッドとか完全にスター誕生!って感じだったし(いやキャラ的に神降臨か)。Top8から漏れたのは残念でならない、とちょっとは思うが、充分に喜ばしい結果だと思う。

 なおこのとき既に20時ごろで、俺含め吉祥寺勢は、決勝戦は見ずに撤収。
 肉体的には疲労困憊ながらも気持ちは晴れやかに終わることができた3日間なのでした。



 と思ったでしょーww

 帰りに俺、まいむ、ぼーん、きっくーで入ったお店が、結構高かったのでどことなく煮え切らないのさ!くそが!くそが!!1このやろー!!
(フツーに頼んで4人で¥25000)
 今思えばRound15の大明神の試合を応援できなかったのは心残りではある。
 吉祥寺常連勢の健闘を祝し、カバレージをしたためてみた。

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Round9 Ishida, Shinpei [JPN] vs Kokubun, Hiroshi [JPN]

 MMA2015を6パック使ったシールドで、パックから出て欲しいカードと言えば何だろう?大概のプレイヤーは「タルモFoil!」と答えるかもしれない。参加費どころか宿泊代や交通費までペイできる高額レアなら誰だって欲しい。

 ご存知のとおりリミテッドGPではチェックパック時にドロップすることで、剥いたパックをそのままお持ち帰りできる。実際、GP千葉の会場では高額レアが出たことを理由にチェックパック時点でドロップしたプレイヤーは一定数いた。

 では、値段とか関係なしにリミテッドで強いから引きたいカードは何?という問いならばどうか。よく上がるカードは《鏡の精体/Mirror Entity(MM2)》、《不敬の命令/Profane Command(MM2)》……
 そして《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(MM2)》。

 第8ラウンド時点で我らが吉祥寺常連勢は、1人が7勝1敗で2日め進出確定。3人が6勝2敗でバブルマッチに挑むこととなった。そのうちの1人が、Ishida Shinpei [JPN]である。吉祥寺では「ドラゴンブラザーズ」の弟として兄弟分コンビを組んでいる、という未確認情報がある。

 彼は今GPのチェックパックにおいて《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA2)》を引き当てた。ノーマルながらも最高額レアであり、このカードを理由にドロップを選ぶプレイヤーがいてもおかしくはない。だがIshidaは、ドロップはせずトーナメントを戦うことを選んだ。

 そして彼の目の前に置かれたトーナメント用のカードプールの中には、あの白い法務官がいたのだ。対戦相手に出されれば絶望以外感じなくなるカードだが、味方であればこれほど心強いクリーチャーもいない。ここまでの戦いを支えてきたエリシュ・ノーンは、剣が峰に立ったIshidaへ、さて再び力を貸してくれるのか?

 1日め、最終戦の幕が上がる。

Game 1
 さっそく初手に《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(MM2)》を引きこんだIshida。その他のカードも申し分なくキープを宣言。一方のKokubunはダブルマリガン。旗色悪し。

 Kokubunはまず《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》を送り出し、Ishidaは《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater》で応じる立ちあがり。Kokubunは構わず《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》で攻撃。下手に《まばゆい魂喰い》を失いたくないIshidaはこれをスルー。思惑どおりダメージを通したKokubunだが、マリガンの影響か後続を展開できない。

 対して、Ishidaは《鎌切り/Sickleslicer》《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》と順に召喚し圧力をかけていく。これにKokubunは《呪文滑り/Spellskite》という堅牢なブロッカーを用意。《宮廷のホムンクルス》を《太陽の槍のシカール》との相討ちに差し出し、有効牌を引くまでの時間を稼ぐ。
 だがIshidaは戦闘終了後、そのターンに引きこんでいた《幽体の行列/Spectral Procession》をプレイ。突如増えた3体、3点のクロックにKokubunは渋い表情だ。

 だがその表情さえも長くはもたなかった。次のターン、土地を引きこんで7マナに達したIshidaの手から現れた《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(MM2)》を見ては、渋い表情どころの話ではない。

 次のターンのドローを確認すると、Kokubunはカードを片付けた

Game 2
 多数のカードをサイドボードから投入するKokubun。一方、Ishidaは数枚のサイドボードをチェンジするのみ。

 先手Kokubunは《突風掬い/Gust-Skimmer》、《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》と軽快な滑り出し。一方のIshidaも平地3枚から最速の《幽体の行列》で強烈なスタートを切るが、Kokubunは《まばゆい魂喰い》を追加。

 Ishidaは構わず攻撃を宣言し、スピリット・トークンが1枚タップされ2点のダメージを与えたあと、初手から持っていた《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を送りだす。

 Kokubunは2枚めの《まばゆい魂喰い》で応じるのだが、出ている平地は1枚のみ。最悪2点ライフでタップ能力を使うことはできるが、なるべく早く2枚目の平地を引き込みたいところ。とりあえず生物兵器トークンを生け贄に《突風掬い/Gust-Skimmer》に《皮剥ぎの鞘》を装備してスピリットの攻撃に備える。

 Ishidaは《古の法の神/Kami of Ancient Law》、Kokubunは《突風掬い》をそれぞれ追加し、Ishidaにターンが返ったところで盤面が動き始める。

 戦闘開始時のリアクションがないことを確認したIshidaは《ミラディンの十字軍》とスピリット・トークン3体で攻撃。Kokubunは小考ののち、すべてブロックしないことを選択。Ishidaは《ミラディンの十字軍》を対象に《印章の祝福/Sigil Blessing》をプレイ。5/5二段攻撃&2/2飛行3体で一気に16……

 「それ撃てないから!」

 とここでツッコミを入れたのは、弟の試合を見守っていたドラゴンブラザーズ長兄、まいむ。指摘通り《ミラディンの十字軍》はプロテクション(緑)を持っているため《印象の祝福》の対象に取れない。Kokubunも思わず唱えかけていた呪文を引っ込める。

 Ishidaは改めてスピリット・トークンを対象に《印象の祝福》を使用、《ミラディンの十字軍》は《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で手札に戻されるも、一気に11点を叩きこみKokubunのライフを7まで落とす。《ミラディンの十字軍》を再キャストしてターン終了。

 Kokubunは念願の平地2枚めを引き込み、その白マナをつぎ込んで念願の《幽体の行列》をキャスト。飛行生物の量でIshidaを追い抜いたばかりでなく、《皮剥ぎの鞘》の存在も考えるとそろそろ攻守逆転したと言ってさしつかえない状況だ。

 ペースを握らせたくないIshidaは、白マナが寝ているうちと《ミラディンの十字軍》で攻撃。Kokubunは冷静に《まばゆい魂喰い》2体でブロックし1対1の相討ちとなる。戦闘後はキッカー込みで《カヴーの上等王/Kavu Primarch》を送り出すIshidaだが、あと1枚残る《まばゆい魂喰い》がにらみを利かせている。

 これで安心してリソース勝負ができるようになったKokubunは、《皮剥ぎの鞘》をまとわせた《突風掬い》に飛行を与え攻撃。さらに《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》を登場させ-2で《呪文滑り》を戦場に加えリソース差を広げる。

 じり貧に追い込まれつつあるIshida。実は手札にはサイドインした《練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breeder》が初手から《沼/Swamp》の到来を待ち望んでいた。リソース勝負となっている現状、この1枚がキャストできれば状況は再びIshidaに傾くだろう。だがとうとう、スラルの主が戦場に躍り出ることは叶わなかった。なぜならば……

 なぜならば、Ishidaの次のドローは恐ろしくも美しき、白い法務官だったのだ!

 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(MM2)》!!

 一瞬にしてKokubunの軍勢は骸に代わり、そして彼は手を差し出すのみだった。

 Ishida, Shinpei [JPN]、2日め進出おめでとう!

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なお、対戦者本人からであれば、訂正、削除等の要請には応じます。

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